2008年02月04日

ゆき

日が落ち、雪がそぼ降る暗い道を、傘を差しててくてく歩いてました。
日曜日のことです。

「暗くて寒い」というのは、人を心細くさせるものです。
なおかつ外。夜。ゆるやかに、しかし降り続ける雪。
どこまでこの暗さは続くのか。この寒さの底はどこなのか。
夜の中、濡れて光る地面。見渡す街は静寂に包まれ、細い灯りにも人の営みを感じさせない。

こういうとき、20歳頃に地元の友達と夜中に小雨の中てけてけ歩いたときのことを思い出します。
ふつうに地元の見慣れた(というほどなじみもないけど)場所なのに、暗くて雨が降ってるだけでこんなにも印象が違う。
ちょっとした丘に出て、急に視界が開けて、静まり返った街並を見下ろした瞬間、「怖い」と思いました。

子供の頃に誰もいない部屋で独りで寝る怖さとはまたちょっと違う。
人間は所詮自然の前には無力であるとか、そんなことを突きつけられたような。

でもそんな夜にあてもなく散歩するのがけっこうすきです。

ところでずっと履きっぱのスニーカーがなつかしの上履きみたいな臭いをかもし出しました。これはいけません。

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